クラブ・用品

ゴルフクラブの長さの測り方と番手別一覧を解説

自分のゴルフクラブの長さを正確に把握していますか。

カスタムシャフトへの交換や中古クラブの購入を検討したとき、「そもそもどうやってクラブの長さを測ればいいの?」と困ったことがある方も多いと思います。

私もクラブのフィッティングを受けたときに「今お使いのクラブは何インチですか?」と聞かれて、まったく答えられなかった経験があります。

この記事では、ゴルフクラブの長さの正しい測り方を、自宅での簡単な方法から測定器の使い方・自作ツールの活用まで詳しく解説します。

ドライバー・アイアン・シャフト別の測り方や、番手ごとの長さ一覧・平均値もあわせて紹介しますので、クラブ選びや調整の参考にしてみてください。

☰ 記事のポイント
1 クラブの長さはグリップエンドからソール接地点まで規定の角度で測る
2 自宅では定規・メジャーと床を使った簡易測定が可能
3 クラブの長さとシャフトの長さは異なるため注意が必要
4 正確な測定にはゴルフショップの専用測定器を活用するのがおすすめ

ゴルフクラブの長さの測り方を基本から知る

まずは、ゴルフクラブの長さを測る際の基本的な知識と、公式な測定方法について整理しましょう。

どのくらいの長さが標準なのかを知ることで、自分のクラブが適切かどうかの判断もしやすくなります。

ゴルフクラブの長さの一覧と番手別の目安

ゴルフクラブの長さは番手によって異なります。以下は一般的な長さの目安です(メーカー・モデルにより異なります)。

クラブ種別 目安の長さ(インチ) 目安の長さ(cm換算)
ドライバー(1W) 45〜46インチ前後 約114〜117cm前後
3番ウッド(3W) 43〜43.5インチ前後 約109〜110cm前後
5番ウッド(5W) 42〜42.5インチ前後 約107〜108cm前後
ユーティリティ 39〜41インチ前後 約99〜104cm前後
4番アイアン(4I) 39〜39.5インチ前後 約99〜100cm前後
7番アイアン(7I) 37〜37.5インチ前後 約94〜95cm前後
ピッチングウェッジ(PW) 35.5〜36インチ前後 約90〜91cm前後
サンドウェッジ(SW) 35〜35.5インチ前後 約89〜90cm前後

上記はあくまで一般的な目安です。メーカーやシリーズによって数値は異なりますので、正確な長さは購入店またはメーカーの仕様表でご確認ください。

ゴルフルールでは、パター以外のクラブは最長48インチ(約122cm)以内と規定されています(2024年現在)。規定の詳細は最新のルールブックをご参照ください。

ゴルフクラブの長さの平均と標準値

市販のゴルフクラブには、メーカーごとの「標準長さ(スタンダードレングス)」が設定されています。

多くのメーカーは身長170cm前後の男性を基準にクラブ長を設計しており、これが「標準値」の基準になっています。

日本市場向けのクラブは、欧米向けより若干短めに設計されていることが多く、ドライバーは45インチ前後が一般的な平均値です。

男女別の標準長さの目安(7番アイアンの場合)

・男性用(メンズ):37〜37.5インチ前後(約94〜95cm)

・女性用(レディース):36〜36.5インチ前後(約91〜93cm)

・ジュニア用:年齢・身長により大きく異なる

※あくまで目安です。メーカー・モデルにより異なります。

標準値よりクラブが長いと飛距離は出やすくなりますが、コントロールが難しくなります。

逆に短いと操作しやすくなる反面、飛距離は落ちる傾向があります。自分の身長や体型に合った長さを選ぶことが大切です。

ゴルフクラブの長さをcmで確認する方法

ゴルフクラブの長さは「インチ」表記が基本ですが、日本では「cm(センチメートル)」に換算して把握したい方も多いです。

換算の目安は、1インチ=約2.54cmです。

よく使うインチ→cm変換の早見表

・35インチ = 約88.9cm

・37インチ = 約94.0cm

・39インチ = 約99.1cm

・43インチ = 約109.2cm

・45インチ = 約114.3cm

・46インチ = 約116.8cm

メーカーのカタログや仕様表はインチ表記であることが多いですが、実際に手で持ったときのイメージをcmで把握しておくと、選ぶときに便利です。

ゴルフショップではcm表記で説明してくれるスタッフもいますので、気軽に確認してみましょう。

自宅でのゴルフクラブの長さの測り方

専用の測定器がなくても、自宅でゴルフクラブの長さをある程度測ることができます。

以下の手順を参考にしてみてください。

自宅でのクラブ長測定の手順(簡易方法)

①平らな床(フローリングなど)にクラブを自然な角度(ライ角)で置く

②ソール(ヘッドの底面)が床にぴったり接地している状態を確認する

③グリップの一番上(グリップエンド)から、ソールが床に触れているかかと側(ヒール)の接地点まで、メジャーを使って直線距離を測る

④測定値がクラブの長さの目安になる

注意点として、クラブを斜めに傾けて測ると正確な値が出ません。

クラブをその場でそっと置いて、自然なライ角を保ったまま測ることがポイントです。

自宅での簡易測定はあくまで目安であり、正確な値を知りたい場合はゴルフショップの専用測定器を利用することをおすすめします。

ゴルフクラブの長さを測定器で計る方法

ゴルフクラブの長さを正確に計るには、専用の「クラブ長測定器(クラブレングスゲージ)」を使うのが最も確実な方法です。

ゴルフショップやクラフトショップ(クラブ修理専門店)に置いてあることが多く、「クラブの長さを測ってほしい」とスタッフに申し出ると、無料または低コストで測定してもらえることがほとんどです。

測定器はクラブを一定のライ角で固定した状態で、グリップエンドからヒール接地点までの長さを正確に計測できます。

カスタムシャフトへの交換やクラブの延長・短縮加工を依頼する際には、必ず正確な長さを把握してから作業に入ることが重要です。

自作の測定器でゴルフクラブの長さを測る

市販のクラブ長測定器を購入せず、自作ツールで代用したいという方もいます。

簡単な自作測定器を作る方法として、以下のようなアプローチがあります。

DIY測定台の作り方のアイデア

①60度程度の傾斜角度に設定できる台(木材・段ボールなど)を作る

②クラブを台に固定(または立てかけ)して、ライ角が一定になるようにする

③台の横に長めの定規やメジャーを置き、グリップエンドからヒールまでの長さを読み取る

ただし、自作ツールでの測定は精度に限界があり、あくまで参考値として扱うことが大切です。

シャフト加工や延長・短縮といった精密な作業に使う場合は、専門店の測定器に任せる方が確実です。

「大体の長さを知りたい」という用途であれば、自宅での簡易測定で十分といえます。

ゴルフクラブの長さの測り方をクラブ別に解説

次に、クラブの種類別に長さの測り方の特徴と、注意点を解説します。

ドライバー・アイアン・シャフトそれぞれの測り方の違いを理解しておくと、より正確な知識につながります。

クラブの長さとシャフトの長さの違い

「クラブの長さ」と「シャフトの長さ」は、実は異なる数値です。この違いを理解しておくことが大切です。

用語 意味 測り方
クラブの長さ 完成したクラブ全体の長さ グリップエンド→ヒール接地点(ライ角固定)
シャフトの長さ シャフト単体(グリップ・ヘッド除く)の長さ シャフト上端→下端(単体で直線測定)

同じシャフトを使っていても、ヘッドへの差し込み深さ(ホーゼルの深さ)やグリップの長さによってクラブの仕上がり長さは変わります。

カスタムクラブを注文する際や、シャフト交換を依頼する際には「仕上がりのクラブ長」を伝えることが大切です。

「シャフト長◯インチを注文した」と「クラブ長◯インチに仕上げてほしい」では意味が異なるため、混同しないよう注意しましょう。

ゴルフシャフトの長さの測り方と基準

シャフト単体の長さを測る場面は、主にシャフト交換やカスタムクラブ作製のときに出てきます。

シャフト単体の長さは、シャフトの上端(グリップ側)から下端(ヘッド挿入側)まで、まっすぐ直線で測ります。

シャフトはカーブしていないため、床に置いてメジャーを当てれば比較的簡単に測れます。

注意:シャフト長とクラブ長のズレについて

シャフトをホーゼル(ヘッドの差し込み口)に挿入すると、差し込んだ分だけシャフト長よりクラブ長が短くなります。一般的にホーゼルへの差し込み量は1〜1.5インチ程度ですが、ヘッドの種類によって異なります。正確な仕上がり長さを知るにはクラブを組み上げた後に測定することが必要です。

シャフト交換をプロショップに依頼する際は、「最終的に何インチのクラブに仕上げてほしいか」を明確に伝えることがポイントです。

ドライバーの長さの測り方と標準サイズ

ドライバーの長さを測る際は、アイアンと同じ基本手順で行いますが、いくつか特有の注意点があります。

ドライバーはヘッドが大きく丸みがあるため、「ヒール(かかと)接地点」の位置の確認が重要です。

ドライバーの長さの測り方のポイント

①クラブを自然なライ角で平らな床に置く

②ヘッドのソール面のかかと側(フェース寄りの端)が床に接する点を確認する

③グリップエンドからそのヒール接地点まで、直線でメジャーを当てて測る

④インチまたはcmで読み取る

市販のドライバーの標準的な長さは45インチ前後(約114cm)が多いですが、近年は45.5〜46インチのモデルも増えています。

ゴルフルール上の最大長はパター以外48インチ(約122cm)以内とされています。競技に出る場合はルール適合モデルを選んでください(最新ルールは日本ゴルフ協会でご確認ください)。

アイアンの長さの測り方と番手別一覧

アイアンの長さを測る際も、ドライバーと同様にヒール接地点からグリップエンドまでを測るのが基本です。

アイアンはヘッドが比較的フラットなため、ヒール接地点が見つけやすいのが特徴です。

アイアンは番手が大きくなるほど(数字が大きくなるほど)クラブが短くなります。1番手の差がおよそ0.5インチ(約1.3cm)ずつ変わるのが一般的な設計です。

アイアン番手 標準長さの目安(インチ) 標準長さの目安(cm)
3番アイアン 39〜39.5インチ前後 約99〜100cm前後
4番アイアン 38.5〜39インチ前後 約98〜99cm前後
5番アイアン 38〜38.5インチ前後 約97〜98cm前後
6番アイアン 37.5〜38インチ前後 約95〜97cm前後
7番アイアン 37〜37.5インチ前後 約94〜95cm前後
8番アイアン 36.5〜37インチ前後 約93〜94cm前後
9番アイアン 36〜36.5インチ前後 約91〜93cm前後
ピッチングウェッジ(PW) 35.5〜36インチ前後 約90〜91cm前後

上記はあくまで一般的な目安です。

クラブ選びや調整の参考としてお使いください。正確な値はメーカーの仕様表またはゴルフショップでの測定でご確認ください。

クラブ選びについてさらに詳しく知りたい方は、ゴルフクラブの選び方と身長の関係を徹底解説もあわせてご覧ください。

ゴルフクラブの長さの測り方のまとめ

この記事では、ゴルフクラブの長さの測り方について、自宅での簡易測定方法・専用測定器の活用・番手別の長さ一覧・シャフト長とクラブ長の違いまで幅広く解説してきました。

改めてポイントを整理します。

ゴルフクラブの長さの測り方まとめ

・クラブ長はグリップエンド→ヒール接地点(ライ角固定状態)で測る

・自宅では床と定規・メジャーで簡易測定が可能(あくまで目安)

・正確に測るにはゴルフショップの専用測定器を活用するのが確実

・シャフト長とクラブ長は異なる。カスタム時は「仕上がりクラブ長」を伝える

・ドライバーは45インチ前後、7番アイアンは37インチ前後が一般的な標準値

自分のクラブの長さを把握しておくことは、フィッティングやカスタムの第一歩です。

「今使っているクラブが自分に合っているか不安」と感じている方は、まずゴルフショップで長さと合わせてライ角も確認してもらうことをおすすめします。

ゴルフクラブの規格や長さのルールについては、日本ゴルフ協会(JGA)公式サイトもご参照ください。

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