ゴルフを始める際、初期費用を抑えるために「中古クラブから始めよう」と考える方は非常に多いです。
しかし、中古市場には数千円のものから数十万円のものまで膨大なクラブがあり、初心者にとってどれを選ぶべきかの判断は簡単ではありません。
今回は、ゴルフ初心者向けの中古クラブの選び方や、購入時に絶対にチェックすべきポイントについて、ゴルフ経験と100切りの実体験を交えながら詳しく解説します。
- 1中古クラブ選びで「やめたほうがいい」危険な製品の特徴
- 2初心者でも失敗しないクラブの年式とスペックの目安
- 3グリップの劣化やシャフト選びなど購入時の確認ポイント
- 4おすすめの購入先と中古セットの価格相場
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中古ゴルフクラブの初心者向けの選び方
中古のゴルフクラブを選ぶ際は、見た目の綺麗さや安さだけで決めてしまうと、スイングの上達を妨げたり買い替えコストがかさんだりします。
まずは、初心者が中古を選ぶ際の大前提となる基準から見ていきましょう。
中古のゴルフクラブはやめたほうがいい?
ネットの口コミなどで「初心者は中古クラブはやめたほうがいい」という意見を目にすることがあります。
結論から言うと、選び方さえ間違えなければ、初心者が中古クラブから始めるのは大賛成です。
やめたほうがいいと言われる最大の理由は、「自分に合わない難しすぎるクラブ」や「劣化が激しい古すぎるクラブ」を知識がないまま買ってしまう人が多いからです。
現在のゴルフ用品メーカーの技術革新は目覚ましく、新しいクラブほどミスヒットに強く、ボールが上がりやすい設計になっています。
また、精神的なメリットもあります。新品のピカピカのクラブだと「ダフって傷つけたらどうしよう」と不安になり、のびのびとスイングできないことがあります。
ある程度最初から小傷がある中古クラブであれば、練習場でソール(ヘッドの底)を地面に擦ることを恐れず、思い切ったスイング練習ができるため、結果として上達が早くなるケースも多々あります。
正しくポイントを押さえて良質な中古クラブを選べば、新品よりも圧倒的にリーズナブルな価格で、上達を強力にサポートしてくれる相棒を手に入れることができます。
初心者に適したモデルの年式の目安

中古クラブを探す際は、必ず「発売から5年〜7年以内」のモデルを選ぶようにしてください。
具体的には、現在から数えて5〜7年前までのモデルであれば、最新の重心設計やミスへの強さが十分に組み込まれています。
これより古い10年以上前のモデルになると、ヘッドが小さく芯が狭いため、初心者が打ってもボールが全く上がらず、ゴルフが嫌になってしまう原因になりかねません。
モデルの発売年を自分で調べる際は、クラブのソールやバックフェースに刻印されているシリーズ名(例:キャロウェイの「Rogue」や「EPIC」、テーラーメイドの「Mシリーズ」など)をスマートフォンでネット検索すると、発売開始時期を簡単に特定できます。
また、人気ブランドの最近のモデルであれば、のちにスイングが固まって中上級者向けモデルへと買い替える際にも、中古ショップで比較的高値で売却(下取り)できるという隠れた経済的メリットもあります。
シャフトの硬さと素材の選び方
ゴルフクラブのシャフトには、主に軽量でしなりやすい「カーボン」と、重量があり方向性が安定しやすい「スチール」があり、それぞれ硬さ(フレックス)が設定されています。
一般的な目安として、体力に自信のある若い男性や他のスポーツ経験者なら、適度な重量感のあるスチールシャフトの「R(レギュラー)」または「S(スティフ)」が適しています。
特にスチールシャフトでは、初心者でも振り抜きやすい軽量設計の「N.S.PRO 950GH」などが定番中の定番です。一方で、プロ仕様の非常に重い「Dynamic Gold(ダイナミックゴールド)」などは、初心者が振ると重すぎてスイングを崩す危険性があるため避けたほうが無難です。
逆に力に自信がない方やシニア世代なら、軽くてヘッドスピードを補ってくれるカーボンシャフトの「R」が適しています。
女性の場合は、基本的に軽量のカーボンシャフトで、最も柔らかい「L(レディース)」フレックスを選ぶのが標準的です。シャフトが硬すぎるとボールが捕まらずに右へ曲がりやすくなり、逆に柔らかすぎると弾道が安定しなくなりますので、体力やスポーツ経験に合わせて慎重に選びましょう。
クラブセット購入時のグリップの確認

中古クラブ選びで多くの初心者が盲点にしがちなのが、「グリップの摩耗や経年劣化」です。
グリップはゴルフクラブの中で唯一、体と直接触れ合う非常に重要なパーツです。
ゴムが擦り減ってツルツルになっていたり、硬化してカサカサとひび割れているクラブは、スイング中に滑らないようにと無意識に手が力んでしまい、余計な力が入ってスイングを崩す原因になります。
特に右手の親指が当たる部分や、左手のひらが当たる箇所がすり減って凹んでいるものは注意が必要です。
もしグリップ交換が必要になると、1本あたり1,000円〜2,000円の費用がかかるため、セットの全本数を交換すると合計で1万〜2万円の追加出費になってしまいます。
購入前には必ずグリップを実際に触り、しっとりとした滑り止め効果(ゴムの弾力性)が残っているか確かめてください。少しでも硬いと感じる場合は、状態の良い別のクラブを選ぶか、ショップに交換費用を確認しましょう。
中古のレディースクラブセットの選び方
女性初心者が中古セットを選ぶ場合は、「軽さ」と「ロフト角(フェースの傾き)」に注目しましょう。
女性は男性に比べてヘッドスピードが上がりにくいため、クラブ自体の重量が軽くて振り抜きやすく、球が高く上がりやすい設計のセットが不可欠です。
中古市場では、女性用パッケージセットが「ハーフセット(7〜9本)」として非常にお手頃な価格で流通しています。
ハーフセットであればコースデビューにも十分な本数ですし、車への積載や練習場への持ち運びも軽いため、女性には特におすすめです。また、レディースセットはキャディバッグがセットになっていることが多く、デザインやカラーの統一感があるため、自分の好みのブランドから選ぶのもモチベーション維持に役立ちます。
中古のメンズクラブセットの選び方
男性初心者のセット選びでは、ウッドからアイアンまでの「シャフトの重量フロー(流れ)」が揃っているパッケージセットを選ぶのが最も安全です。
ばらばらの中古単品を個別に組み合わせてフルセットを作ろうとすると、あるクラブは重く、別のクラブは軽いといったアンバランスが生じ、すべてのクラブを同じリズムで振ることができなくなります。
特にドライバーとアイアンのシャフト重量のバランスは重要で、ここが崩れると特定の番手だけミスが連発する原因になります。
まずは大手の有名メーカーが最初からバランスよく組み上げたパッケージセットの中古品を探すのが、最もハズレがなくスイングの基礎作りに最適です。
新品の初心者パッケージセットの選び方や人気メーカーの最新トレンドについては、以下の記事で徹底解説していますので、新品と比較して検討したい方はぜひご覧ください。
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初心者におすすめの中古ゴルフクラブと購入先
中古クラブの基本的な選び方を理解したら、次は具体的にどのメーカーのどのセットを選び、どこで購入すべきかを見ていきましょう。
初心者におすすめの中古クラブセット
初心者向け中古セットとして圧倒的におすすめなのが、キャロウェイ(Callaway)の「WARBIRD(ウォーバード)」や、女性用の「SOLAIRE(ソレイル)」です。
これらのモデルは、中古市場でも玉数が非常に豊富で、状態の良い出物を見つけやすいのが特徴です。
ヘッドの底面が厚く、スイング時に多少ダフっても芝の上を滑ってボールを拾ってくれるため、初心者でも大きなミスになりにくい優しい構造になっています。
また、テーラーメイドの初心者向けセット(RBZシリーズやM2パッケージセットなど)も、直進性が高く飛距離性能に優れているため、初心者からスコア100切りを目指す時期まで長く頼りになります。
中古ゴルフクラブセットの価格相場
中古クラブセットの一般的な価格相場は以下のようになります。
中古ゴルフクラブセットの価格帯:
・激安セット(ノーブランド・10年以上前): 1万〜3万円
・標準セット(大手メーカー・5〜7年前): 4万〜6万円
・高年式美品(大手メーカー・3年以内): 7万〜10万円
1万〜3万円の激安セットは古いものが多いため、できれば4万〜6万円の予算を確保して、有名メーカーの5年前後の良品を選ぶのが、最もコストパフォーマンスが良く長く使えます。この予算感であれば、ヘッドの性能も現代のものと遜色なく、十分コースで通用します。
中古ゴルフクラブセットはどこで買う?

中古クラブの購入先は、オークションサイトやフリマアプリではなく、必ず信頼できる「中古ゴルフショップ」で購入してください。
オークション等は安く買える反面、クラブの長さやスペックが前オーナーの手によって改造されていたり、目に見えないシャフトのヒビが入っていたりするトラブルがあり、初心者が見極めるのは困難です。
実店舗を持つ大手の中古ショップであれば、専門スタッフによる厳格な査定基準があり、スペックの誤表記や偽物の心配がありません。また、実店舗であれば購入前に実際にクラブを構えて重さを確かめたり、店舗のシミュレーターで「試打(試し打ち)」をさせてもらえるのも大きな強みです。
店舗に行くのが難しい場合は、大手ショップの公式オンラインストアを利用するのもおすすめです。豊富な在庫から検索でき、品質保証がしっかりしているため安心して購入できます。
初心者向けの中古ゴルフクラブ選びのまとめ
今回は、ゴルフ初心者に向けて、中古ゴルフクラブの選び方と注意点についてご紹介しました。
中古クラブ選びで失敗しないためのポイントは、「5〜7年以内の大手メーカー品を選ぶこと」、「グリップの劣化状態を必ず確認すること」です。
賢く中古を利用すれば、良質なクラブを予算内で揃えて練習やラウンドの回数を増やすことができ、結果として上達も早くなります。
お気に入りの一本を見つけて、ぜひ自信を持ってコースデビューを果たしてくださいね。
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※中古クラブの細かい傷や状態はそれぞれ異なります。購入の際は返品規定や商品の画像、ランク表示などを必ずよく読み、最終的な判断はショップの規約等に従って自己責任にて行ってください。
ゴルフのルールや公式の競技規則については、日本ゴルフ協会のサイトをご確認ください。
(出典:公益財団法人 日本ゴルフ協会)